故人のスマホが開けない?パスワードの解除方法と未解除で起こるリスクを解説
2025年12月25日公開 2025.11.29更新 [ブログ]

故人が遺したスマートフォンにパスワードが設定されており、その解除方法に悩むケースは少なくありません。
大切な思い出が詰まった端末や、契約情報、金融情報などが含まれている可能性のあるスマホを前に、どのようにアクセスすれば良いのか、また、万が一解除できなかった場合にどのような影響が考えられるのか、具体的に知りたいというお気持ちは当然のことでしょう。
今回は、ご自身で試せるパスワード解除のヒントから、専門業者に依頼する場合の選択肢、そしてパスワード未解除のまま放置することによる潜在的なリスクまで、遺された方が直面しうる様々な疑問点について、丁寧に解説していきます。
Contents
遺品のスマホのパスワードを解除する方法
パスワードを推測で試す方法
故人のスマートフォンに設定されたパスワードが不明な場合、ご自身で解除を試みる際には、故人が設定しやすかったであろうパターンを推測することが有効な手段となり得ます。
一般的に、多くの人が利用するパスワードの傾向として、自身の誕生日や記念日、あるいはそれらに関連する数字の組み合わせが挙げられます。
例えば、西暦を含む生年月日(例:19XX年、20XX年)、月日(例:MMDD)、あるいはそれらを組み合わせた「YYYYMMDD」や「MMDDYYYY」といった形式が考えられます。
また、電話番号の下4桁や、家族の誕生日、あるいは単純な数字の羅列(例:1111、1234、0000)なども推測の対象となり得ます。
ただし、多くのスマートフォンでは、パスワードの入力を複数回誤ると、一定時間ロックされたり、最悪の場合データが初期化されたりする機能が搭載されているため、試す際には慎重に行う必要があります。
ロック解除までの時間制限などを確認し、段階的に試していくことが重要です。
専門業者に依頼する費用相場とサービス内容
ご自身でのパスワード解除が困難な場合や、データ復旧の専門知識がない場合には、専門業者に依頼するという選択肢があります。
スマホのパスワード解除やデータ復旧を専門とする業者は複数存在し、そのサービス内容や費用は業者によって異なります。
一般的に、パスワード解除のみを目的とする場合、その費用相場は数万円から十数万円程度が目安となることが多いですが、端末の種類、OSのバージョン、パスワードの複雑さ、そしてデータ復旧の難易度によって大きく変動します。
サービス内容としては、パスワード解析による解除、あるいは端末の初期化を伴うデータ復旧などが考えられます。
依頼する際には、実績が豊富で信頼できる業者を選ぶことが肝要です。
料金体系が明確であるか、見積もりは無料か、個人情報やデータの取り扱いについてプライバシーポリシーがしっかりしているかなどを事前に確認し、納得した上で依頼を進めるようにしましょう。

スマホのパスワードを未解除のまま放置するとどんなリスクがあるのか
故人の借金や未払いの請求が見つからないリスク
故人のスマートフォンがパスワードでロックされたままになっていると、相続人が把握しておくべき借金や未払いの請求に関する情報を、見落としてしまうリスクが生じます。
現代では、多くの金融機関やサービスがスマートフォンのアプリを通じて取引を行っており、ローンの返済履歴、クレジットカードの利用明細、あるいは各種サービスの請求書などが、決済アプリやメール、メッセージアプリ内に記録されている可能性があります。
パスワードが解除できなければ、これらの情報にアクセスできず、故人に隠れた借金や未払いの料金が存在することに気づかないまま相続してしまう可能性があります。
結果として、相続人が予期せぬ債務を負うことになり、相続放棄などの適切な対応を取る機会を失ってしまう危険性があります。
契約解除漏れによる自動更新や違約金発生のリスク
故人が利用していた各種オンラインサービスやサブスクリプション契約などは、パスワードが不明なために解約手続きができず、自動的に更新され続けてしまうリスクがあります。
例えば、動画配信サービス、音楽配信サービス、クラウドストレージ、ニュースアプリ、あるいはオンラインゲームの月額利用料などが該当します。
これらのサービスは、解約手続きを行わない限り、故人の口座やクレジットカードから継続的に引き落とされ、不要な費用が発生し続けることになります。
さらに、契約によっては、一定期間の利用を前提とした割引が適用されている場合など、途中解約によって違約金が発生する可能性も否定できません。
パスワード未解除の状態が続くと、これらの契約管理が滞り、経済的な損失を招く恐れがあります。
デジタル遺産を失うリスク
故人が所有していたデジタル資産、いわゆる「デジタル遺産」へのアクセスが、パスワード未解除によって不可能になるリスクも無視できません。
これには、SNSのアカウント(Facebook、X(旧Twitter)、Instagramなど)、ブログ、オンラインストレージに保存された写真や文書、ポイントサイトのポイント、電子書籍、オンラインゲームのアカウントなどが含まれます。
これらのデジタル資産の中には、金銭的な価値を持つもの(例:ポイント残高、仮想通貨など)や、故人の思い出、友人との繋がりといった、かけがえのない情報が含まれている場合があります。
パスワードが不明なままだと、これらのデジタル遺産にアクセスすること自体ができなくなり、故人のデジタル上の足跡や価値ある情報を失ってしまうことになります。
また、相続手続きにおいて、これらのデジタル資産の管理や承継を適切に行うことができなくなるという問題も生じます。
まとめ
故人のスマートフォンに設定されたパスワードが不明な場合、ご自身で誕生日や記念日などをヒントに推測を試みることは一つの方法ですが、ロックのリスクも伴います。
解除が困難な場合は、専門業者への依頼も視野に入れるべき選択肢であり、その費用相場やサービス内容を事前に把握しておくことが重要です。
何よりも、パスワード未解除のまま放置することは、故人の借金や未払いの請求を見落としたり、自動更新される契約の解約漏れによる無駄な出費や違約金が発生したり、さらにはSNSアカウントやポイントといった貴重なデジタル遺産を失ったりする、といった様々な財産上のリスクを招く可能性があります。
遺された方が不測の事態に陥らないためにも、アクセス方法の検討と、リスクの回避に向けた適切な対応が求められます。
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