引っ越しで全部捨てるにはどうする？費用と処分方法を解説
2025年12月7日公開 2025.11.29更新 [ブログ]
新しい生活のスタートを切る引っ越しは、これまでの暮らしを整理し、身軽になる絶好の機会です。
特に、家中のものを一新して心機一転したいと考える方にとって、断捨離は大きな達成感をもたらすでしょう。
しかし、「本当に全て処分して大丈夫だろうか」「処分や引っ越しにかかる費用はどれくらいだろうか」といった不安もつきものです。
今回は、引っ越しを機に家中のものを効率良く処分する方法から、それに伴う費用、そして賢く引っ越しを進めるための具体的なステップまでを詳しく解説します。
Contents
引っ越しで家中のものを全部捨てる方法
不用品回収業者に依頼するメリット・デメリット
不用品回収業者に依頼する最大のメリットは、何と言っても手間と時間を大幅に削減できる点にあります。
重い家具や大量の不用品も、プロのスタッフが迅速かつ安全に搬出してくれるため、忙しい引っ越し準備期間の負担を劇的に軽減できます。
また、分別や運び出しが不要な場合が多く、即日対応してくれる業者もいるため、急な依頼にも応えてくれるでしょう。
さらに、状態の良い不用品があれば、その場で買取査定を行い、処分費用から差し引きしてくれる可能性もあります。
一方で、デメリットとしては、自治体による回収や個別の処分方法と比較して、費用が高くなる傾向があることが挙げられます。
特に、トラック一台あたりの料金設定の場合、不用品の量が少なくても最低料金がかかることがあり、割高に感じられることも少なくありません。
また、残念ながら悪質な業者も存在するため、依頼する前には必ず業者の評判や実績、見積もり内容を十分に確認し、信頼できる業者を選ぶことが極めて重要です。
品目ごとの処分方法と注意点
家中のものを全て処分する場合でも、品目によっては自治体や法律で定められた処分方法に従う必要があります。
例えば、大型家具や家電製品などの粗大ごみは、各自治体の粗大ごみ受付センターに事前に申し込み、規定の手数料（処理券）を支払って指定された日に収集場所へ出すのが一般的です。
エアコン、テレビ、冷蔵庫・冷凍庫、洗濯機・衣類乾燥機といった家電リサイクル法対象品は、購入した販売店や指定引取場所、または郵便局でリサイクル料金と収集運搬費を支払って処分しなければなりません。
パソコンは、メーカーや認定事業者による無料回収・リサイクルが推奨されており、データ消去は専門業者に依頼するか、自身で確実に行う必要があります。
衣類や書籍、雑貨類など、まだ使用できるものはフリマアプリやリサイクルショップの活用、寄付といった方法も有効ですが、状態が悪いものは自治体の分別ルールに従って資源ごみや可燃ごみとして処分します。
処分方法の選択にあたっては、必ずお住まいの自治体のウェブサイトなどで最新の情報を確認し、収集日や手数料、申し込み方法などを正確に把握しておくことが重要です。
処分を進めるためのステップ
家中のものを全て処分するプロセスは、計画的に進めることで効率良く完了できます。
まず、Step1として、家全体を見渡し、処分したいものをリストアップし、処分対象と残すものを明確に仕分けすることから始めます。
この際、判断に迷うものは一時保管場所を決めておくと、後々の作業がスムーズに進みます。
次に、Step2では、リストアップした品目ごとに最適な処分方法を調査します。
不用品回収業者に一括依頼するか、粗大ごみ、リサイクル家電、パソコンなど個別に手配するかを検討し、それぞれの費用と手間を比較検討します。
Step3として、選択した処分方法に基づき、必要な手続き（不用品回収業者の予約、自治体への粗大ごみ申し込み、家電リサイクル券の購入など）を、引っ越し日から逆算して余裕を持って行います。
特に業者依頼の場合は、早めの予約が推奨されます。
Step4では、収集日や回収日、搬出作業の日程に合わせて、処分するものを指定場所へ移動させたり、梱包を完了させたりします。
最後にStep5として、全ての不用品が搬出されたことを確認し、必要であれば簡単な清掃を行います。
これにより、新しい住まいへ身軽に引っ越す準備が整います。
全部捨てる場合の引っ越し費用はいくら？
不用品処分にかかる費用の目安
家中のものを全て処分する場合、不用品回収業者に依頼すると、作業内容や不用品の量によって費用が大きく変動しますが、軽トラック一台分で数万円程度が目安となることが多いです。
冷蔵庫やソファといった大型家具・家電が複数ある場合、2トントラックなどが必要となれば、さらに費用は加算されます。
自治体による粗大ごみの処分は、品目にもよりますが、数百円から千円程度の手数料（処理券）がかかるのが一般的です。
家電リサイクル法対象品は、テレビなら2,000円台から、冷蔵庫なら3,000円台からといったリサイクル料金に加え、収集運搬費が別途必要になります。
これらの処分費用を合計すると、家中のものを全て処分する場合、数万円から十数万円、場合によってはそれ以上の費用がかかることも想定しておくと良いでしょう。
引越し業者の料金体系と費用を抑えるコツ
引越し業者の料金は、主に運搬する荷物の量、移動距離、作業時間、そして引っ越しの時期（特に3月～4月の繁忙期は高額になりやすい）によって決まります。
また、梱包資材の提供、エアコンの脱着、ピアノなどの特殊な荷物の運搬といったオプションサービスを追加すると、その分費用は上乗せされます。
費用を抑えるためには、まず複数の引越し業者から相見積もりを取り、料金やサービス内容を比較検討することが最も重要です。
可能であれば、繁忙期を避け、平日の午前以外の時間帯を選ぶことで、料金が割引されることがあります。
また、荷造りや解包を自分で行う、不要な家具家電を事前に処分して荷物量を減らすといった工夫も、トラックのサイズや作業時間を短縮することにつながり、結果的に費用削減に貢献します。
近年では、特定のオプションサービスが無料になる特典付きプランなども登場しているので、各社のウェブサイトをチェックしてみると良いでしょう。
まとめ
引っ越しを機に家中のものを全て処分することは、過去のしがらみから解放され、新たなスタートを切るための素晴らしい決断です。
しかし、その実現には計画的な準備が不可欠となります。
不用品回収業者の活用、品目ごとの適切な処分方法の選択、そして処分から引っ越しまでの一連のステップを事前に把握しておくことで、スムーズかつ効率的に進めることができます。
また、処分費用や引っ越し費用は、複数社からの見積もり比較や時期の選択など、賢い方法で費用を抑えることが可能です。
これらの準備を万全に行い、心身ともに軽やかな新生活をスタートさせましょう。
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